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石州和紙
S E K I S Y U - W A S H I
1300年もの歴史を持つ石州和紙は、島根県西部の石見地方で「流し漉き」により製造される手漉き和紙です。その強靭さから「日本一丈夫な和紙」と云われ、昭和44年に国の重要無形文化財に、平成元年に経済産業省の「伝統的工芸品」に指定されました。また、平成21年ユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に「石州半紙」が手漉き和紙としてはじめて記載され、平成26年に本美濃紙・細川紙とともにユネスコ無形文化遺産「和紙:日本の手漉和紙技術」に再登録されました。
国内で現存する石州和紙の工房はわずか4軒。国宝の屏風絵や襖絵、障子のほか、海外の文化財修復にも用いられる希少な工芸品です。